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最新掲載日:2003/09/16

お断り:
 このおたよりは、千葉県連絡会Aさんが「百万人署名運動全国通信」(9月号)に投稿されたものを転載させていただいたものです。
 件名: 参院外交防衛委員会と「戦争絶滅法案」
 日付:  2003/09/16
 差出人:  Aさん(千葉県連絡会)
  7月25日(金)、初めて参議院の外交防衛委員会を傍聴した。56年間私たちが信じてきた民主主義・主権在民が嘘だったのかと思うような採決だった。テレビでは見ていたが実際にその場に居合わせると、愕然として身体がふるえた。
 審議の中で「占領軍に対する抵抗は非合法」と言われた。では、イラクの国民は自国のことを決めるために、いやだと言うこともできないのか。抵抗するイラク国民に銃を向けることは正当防衛だそうだ。
 選挙前には派遣しないのかという質問には、「状況を見て判断する。派遣しないこともある」という答えでした。これでは自衛隊員の命をあまりに軽く見ているのではないか、と怒りを感じるほどだった。自衛隊員の命を政争の道具に使うとは、あまりにも身勝手で無責任ではないか。
 今後、自衛隊が世界中で行っているアメリカの戦争にかり出され、泥沼から抜け出せなくなるのではないかと危惧するのは大げさではないと思う。平和を壊すのは簡単だ。だが平和を守るには私たち一人ひとりが努力しなければ、守れないのだと実感した委員会傍聴だった。
 最後に質問した社民党の大田昌秀議員の「殺す側の論理ばかりで、殺される側の一般住民や一般国民の問題がほとんど議論されていない。イラクの国民の半数は15歳以下の子どもたち。長谷川如是閑という人がエッセイのなかでデンマークのプリッツ・ホルムという陸軍大将が『戦争絶滅法案』という法案を起草したことを紹介している。内容は、各国政府は開戦後10時間以内に、次の項目に該当する者を最前線に送って実戦に従事させる。@国家元首A元首の男子親族で16歳に達した者B総理大臣及び国務大臣ならびに次官C国民によって選出された立法府の男性の代議士、ただし戦争に反対したものは除く。それにその妻、娘、姉妹等は看護婦または使役婦として野戦病院へ勤務させるというもの。沖縄戦では12の男子中等校と8つの女学校の十代の若者が戦場に送られた。防衛庁長官や戦争を知らない人たちには是非戦争の実態を知ってもらいたい」という言葉が、人間として一番共感ができるものだった。

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